ウカウプ岩は、斜里町の知床半島北西岸、遠音別の北方にある岩である。1この岩は、2014年に政府が地図・海図に記載する名前として「ウカウプ岩」を決めた離島の一つで、現在も政府が保全・管理する国境離島の一覧に載っている。2,31891年の永田方正の地名解は、斜里郡の「ウカウプ」を「岩石重りたる処」、つまり岩が重なった所と訳している。4
ウカウプ岩(ウカウプイワ)

基本情報
| 名称 |
|
|---|---|
| 場所 | 北海道 斜里町 |
| 人口 | 0人 |
| 座標 | 北緯 44.05806、東経 144.95528 |
| アクセス | 不明 |
位置
国土地理院国土地理院 / 海岸線:VMAP0
島のいろいろ
- 名前について、永田方正の『北海道蝦夷語地名解』(1891)は、斜里郡の地名として「Ukaup(ウカウプ)」を挙げ、「岩石重リタル処」と訳している。同じ表では、ウカウプは、同書が「滝の川」と訳すオショコマナイと、「昆布が多く寄る処」と訳すコイセポイの間に並ぶ。近くには、「岩間の通路」と訳すウトルチクシなど、ウトロ周辺の地名が続く。4ウカウプ岩が永田方正の「Ukaup」と同じ場所を指すかは要確認である。
- 「ウカウプ岩」の名は、政府が2014年8月に、領海の外縁を根拠付ける離島のうち、地図・海図に名称の記載がなかった158の離島に付けた名前の一つである。読みは「うかうぷいわ」、概略位置は「北海道斜里町・弁財崎」とされる。2,6
- 内閣府は、領海または排他的経済水域を根拠付ける離島のうち、所有者のいない無主の離島273島について、安定的な管理のために国有財産としての登録などを行った。6その一覧の26番がウカウプ岩で、所在は斜里町、知床半島北西岸の遠音別北方で、「ウトロ西」の北西方と記されている。12017年4月7日の閣議後記者会見で、担当大臣は、273島は無人で所有者がいないことを政府が確認した島のすべてかという記者の確認に、「そのとおりです」と答えた。7
年表
注
- 1 内閣府 総合海洋政策推進事務局『平成28年度に国有財産台帳への登載を行った離島(273島)一覧』、2017年。
- 2 内閣府 総合海洋政策推進事務局『領海の外縁を根拠付ける離島の地図及び海図に記載する名称の決定』、2014年。
- 3 内閣府 総合海洋政策推進事務局『我が国が現に保全・管理を行っている国境離島473島の一覧(令和6年8月9日時点)』、2024年。
- 4 永田方正『北海道蝦夷語地名解 第1-3篇』、1891年、109頁。
- 5 国土地理院『電子国土基本図(地名情報)自然地名(国土地理院ベクトルタイル提供実験 experimental_nnfpt)』、2017年。
- 6 内閣府 総合海洋政策推進事務局『我が国の領海及び排他的経済水域等の保全』。
- 7 内閣府『松本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成29年4月7日』、2017年。
参考文献
- 内閣府 総合海洋政策推進事務局『平成28年度に国有財産台帳への登載を行った離島(273島)一覧』内閣府、2017年。
- 内閣府 総合海洋政策推進事務局『領海の外縁を根拠付ける離島の地図及び海図に記載する名称の決定』内閣府、2014年。
- 内閣府 総合海洋政策推進事務局『我が国が現に保全・管理を行っている国境離島473島の一覧(令和6年8月9日時点)』内閣府、2024年。
- 永田方正『北海道蝦夷語地名解 第1-3篇』北海道庁、1891年。
- 国土地理院『電子国土基本図(地名情報)自然地名(国土地理院ベクトルタイル提供実験 experimental_nnfpt)』、2017年。
- 内閣府 総合海洋政策推進事務局『我が国の領海及び排他的経済水域等の保全』内閣府。
- 内閣府『松本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成29年4月7日』、2017年。
- 国土地理院『地理院タイル「全国最新写真(シームレス)」(seamlessphoto)』。