立岩は、択捉島の北西岸、紗那の東にある紗萬部の近くの岩である。1937年の水路誌は、船が停泊する紗萬部錨地の湾口の南端付近で海岸に接して立つ大岩を「立岩」と記し、高さを43 mとして、南のロウソク岩とともに目標になるとしている。1国土地理院の地名では、立岩は紗萬部の南約1.7 kmにある。2位置から、水路誌の立岩は国土地理院の立岩に当たると考えられる(要確認)。1
立岩(タテイワ)
基本情報
| 名称 |
|
|---|---|
| 場所 | 北海道 紗那村 |
| 人口 | 0人 |
| 最高標高 | 43 m(岩の頂)3 |
| 座標 | 北緯 45.31917、東経 148.003 |
| アクセス | 不明 |
位置
国土地理院国土地理院 / 海岸線:VMAP0
自然・地理
- 1937年の水路誌によれば、紗萬部錨地はクキドノ埼の南側の湾で、湾口は東方に面して幅約1.6 kmあり、湾内に航行の危険となる「険礁」はない。錨地は北西風に対しては「すこぶる安全」で、定期汽船が北西風のため紗那に寄港できないときは、ここに滞泊したという。同書は目標として、湾口の南端付近の海岸に接して2つの大岩があり、そのうち南方のものを立岩と称して高さ43 mとする。立岩の南方約740 mにも海岸に接して大岩があってロウソク岩と称し、この3つの大岩はいずれも目標になるとする。1
島のいろいろ
日本政府の立場
- 日本政府は、北方四島を一度も外国の領土となったことがない日本固有の領土とし、1945年8月の第二次世界大戦終了直後にソ連軍に不法に占拠され、現在もロシアによる不法占拠が続いているとする。四島の帰属の問題を解決して平和条約を結ぶことを基本方針としている。5
ロシアの立場
- ロシア外務省の発言として報じられたところでは、ロシア政府は、南クリル(北方四島)に対するロシアの主権は議論の余地がなく、島々は第二次世界大戦後の連合国の取り決めと国連憲章に基づいて合法的に得たものだとしている。6
アクセス
- 日本政府は、1989年の閣議了解にもとづき、ロシアの不法占拠の下で北方領土に入域しないよう国民に要請している。5
年表
注
- 1 水路部『樺太南部沿岸千島列島水路誌:千島列島・樺太南部(書誌第3號B)』、1937年、76頁。
- 2 国土地理院『電子国土基本図(地名情報)自然地名(国土地理院ベクトルタイル提供実験 experimental_nnfpt)』、2017年。
- 3 水路部『樺太南部沿岸千島列島水路誌:千島列島・樺太南部(書誌第3號B)』、1937年(1937年の値)。
- 4 内閣府北方対策本部『北方領土問題「歴史」』。
- 5 外務省『北方領土問題とは?』。
- 6 TASS『Russian Foreign Ministry protests to German embassy(TASS)』、2025年。
参考文献
- 水路部『樺太南部沿岸千島列島水路誌:千島列島・樺太南部(書誌第3號B)』、1937年。
- 国土地理院『電子国土基本図(地名情報)自然地名(国土地理院ベクトルタイル提供実験 experimental_nnfpt)』、2017年。
- 内閣府北方対策本部『北方領土問題「歴史」』内閣府。
- 外務省『北方領土問題とは?』。
- TASS『Russian Foreign Ministry protests to German embassy(TASS)』、2025年。