春国岱は、風蓮湖を海から隔てる砂嘴の断片で、環境省は「バリアー島」と説明している。1春国岱の中央にある浜堤には、砂丘の上にできた世界的に珍しいアカエゾマツ林がある。1北海道立アイヌ民族文化研究センターは、山田秀三の研究などによれば、春国岱はアイヌ語でエゾマツ・林を意味する「スンク・ニタイ」(sunk・nitay)に由来すると言われる、としている。2
春国岱(シュンクニタイ)

基本情報
| 名称 | |
|---|---|
| 場所 | 北海道 根室市 |
| 人口 | 0人 |
| 面積 | 5.92 km²4 |
| 座標 | 北緯 43.27914、東経 145.42967 |
| アクセス | 上陸規制あり |
位置
国土地理院国土地理院 / 海岸線:VMAP0
自然・地理
- 春国岱は長さ約8 km、最大幅1.3 km、面積約600 haである。1北海道は、総面積を1977年の値で592 haとしている。3春国岱では、波が打ち上げた砂礫が海岸に沿って高まった浜堤が、成立年代の異なる3列で平行に並び、浜堤の上には砂浜や森林、浜堤の間には海水の影響を受ける塩性湿地などがある。1第一砂丘は約1000〜1500年前、第三砂丘は約3000年前にできたとされる。5
- 春国岱の成り立ちの説明は、資料によって異なる。北海道は、潮流と河川の水系の相互作用で形成されたとし、環境省のリーフレットは、巨大地震の後に、海流で運ばれてオホーツク海の海底に積もった土砂が隆起して成立したと考えられている、としている。3,1
- 春国岱では、280種あまりの鳥類が確認されている。1
アクセス
- 春国岱は、春国岱橋で陸とつながる。春国岱駐車場より先は、一般車両の通行が禁止されている。3
年表
注
- 1 環境省 自然環境局 野生生物課『ラムサール条約湿地リーフレット「風蓮湖・春国岱」』、2023年。
- 2 北海道立アイヌ民族文化研究センター『アイヌ民族文化研究センターだより No.38「山田秀三文庫の資料から 根室市の春国岱」』、2013年。
- 3 北海道 環境生活部自然環境局『野付風蓮道立自然公園』。
- 4 北海道 環境生活部自然環境局『野付風蓮道立自然公園』(1977年の値)。
- 5 北海道 建設部まちづくり局都市環境課『春国岱(花の名所の紹介ページ)』。
- 6 環境省『国指定風蓮湖鳥獣保護区風蓮湖特別保護地区 指定計画書(区域の拡張)(案)』、2005年。
参考文献
- 環境省 自然環境局 野生生物課『ラムサール条約湿地リーフレット「風蓮湖・春国岱」』環境省、2023年。
- 北海道立アイヌ民族文化研究センター『アイヌ民族文化研究センターだより No.38「山田秀三文庫の資料から 根室市の春国岱」』、2013年。
- 北海道 環境生活部自然環境局『野付風蓮道立自然公園』北海道。
- 北海道 建設部まちづくり局都市環境課『春国岱(花の名所の紹介ページ)』北海道。
- 環境省『国指定風蓮湖鳥獣保護区風蓮湖特別保護地区 指定計画書(区域の拡張)(案)』、2005年。
- 国土地理院『地理院タイル「全国最新写真(シームレス)」(seamlessphoto)』。