塩釜ローソク岩は、様似の塩釜トンネルの横に立つ岩で、約1700万年前のマグマが冷えて固まった「ひん岩」である。1,2様似町のパンフレットは、観音山の展望台から海を見ると、塩釜のローソク岩から親子岩、ソビラ岩、エンルム岬へと大きな岩がほぼ東西に一直線に並ぶと書く。1この一列は、地層の割れ目に入り込んだマグマの名残である。3様似町の解説は、塩釜トンネルの大岩を、様似町の入口にあり昔の関門だったところとする。4アイヌの口碑では、巨神が落とした焼串がこの岩で、トンネルの背後の丘は巨神が尻もちをついた跡だと伝えられている。1
塩釜ローソク岩(シオガマローソクイワ)

基本情報
| 名称 | |
|---|---|
| 場所 | 北海道 様似町 |
| 人口 | 0人 |
| 座標 | 北緯 42.1316、東経 142.89705 |
| アクセス | 不明 |
位置
国土地理院国土地理院 / 海岸線:VMAP0
自然・地理
- アポイ岳ジオパークの世界ジオパークネットワーク加盟申請書は、観音山の山体や塩釜トンネルの大岩、ローソク岩・親子岩・ソビラ岩・エンルム岬が「ひん岩」でできており、周りの堆積岩、すなわち母岩より固いために海岸で浸食されず、奇岩の景色をつくっているとする。6エンルム岬から西の塩釜・冬似にかけては、ひん岩の岩脈が白亜紀の地層を貫き、海に浮かぶいくつかの岩山をつくった。マグマが入り込んだのは第三紀中新世にあたる約1700万年前で、現在の姿は海岸の浸食によって形成された。3
- 様似町のパンフレットも、約1700万年前に地面の割れ目へ地下からマグマが上がって冷え固まり、まわりの柔らかい地面が削られたあとに固い岩が残ったと説明する。1
- 国土地理院の名称は「塩釜ローソク岩」である。5パンフレットでは、塩釜トンネルの横の「ローソク岩」と書かれる。1
島のいろいろ
- 様似町のアイヌ文化の解説は、海岸に続く奇岩として、昔の関門だった塩釜トンネルの大岩、巨大な神アイヌラックルの伝説が残るローソク岩、親子岩、ソビラ岩を挙げ、これらは地層の割れ目にマグマが入り込んでできた「ひん岩」がつくりだしたものとする。4
伝承
アクセス
- 塩釜ローソク岩は、塩釜トンネルの横にある。1
注
- 1 北海道様似町『様似町パンフレット(アポイ岳ユネスコ世界ジオパーク)』、2024年。
- 2 様似町アポイ岳ジオパーク推進協議会『世界ジオパークネットワーク 加盟申請書 アポイ岳ジオパーク ~地球深部からの贈りものがつなぐ大地と自然と人々の物語~』、本文に「2014年11月現在」「2015年度」の記述あり、12頁、16頁。
- 3 様似町アポイ岳ジオパーク推進協議会『世界ジオパークネットワーク 加盟申請書 アポイ岳ジオパーク ~地球深部からの贈りものがつなぐ大地と自然と人々の物語~』、本文に「2014年11月現在」「2015年度」の記述あり、16頁。
- 4 北海道様似町(英語解説文は観光庁の地域観光資源の多言語解説整備支援事業で作成)『Shamani Ainu(様似アイヌ文化ガイド)「アイヌ民族について」』。
- 5 国土地理院『電子国土基本図(地名情報)自然地名(国土地理院ベクトルタイル提供実験 experimental_nnfpt)』、2017年。
- 6 様似町アポイ岳ジオパーク推進協議会『世界ジオパークネットワーク 加盟申請書 アポイ岳ジオパーク ~地球深部からの贈りものがつなぐ大地と自然と人々の物語~』、本文に「2014年11月現在」「2015年度」の記述あり、12頁。
参考文献
- 北海道様似町『様似町パンフレット(アポイ岳ユネスコ世界ジオパーク)』、2024年。
- 様似町アポイ岳ジオパーク推進協議会『世界ジオパークネットワーク 加盟申請書 アポイ岳ジオパーク ~地球深部からの贈りものがつなぐ大地と自然と人々の物語~』、本文に「2014年11月現在」「2015年度」の記述あり。
- 北海道様似町(英語解説文は観光庁の地域観光資源の多言語解説整備支援事業で作成)『Shamani Ainu(様似アイヌ文化ガイド)「アイヌ民族について」』北海道様似町。
- 国土地理院『電子国土基本図(地名情報)自然地名(国土地理院ベクトルタイル提供実験 experimental_nnfpt)』、2017年。
- 国土地理院『地理院タイル「全国最新写真(シームレス)」(seamlessphoto)』。