無縁島は、島の娘・歌子と、僧「無縁」となった清次郎の悲恋の伝説が島名に結び付けられている島である。11936年の水路誌は、奥尻島西岸のホヤ石岬の前に高さ65 mの円錐形の島「ムイ島」を記しており、位置から無縁島を指すと考えられる(要確認)。2
無縁島(ムエンジマ)

基本情報
| 名称 | |
|---|---|
| 場所 | 北海道 奥尻町 |
| 人口 | 不明 |
| 最高標高 | 65 m(島の頂)5 |
| 座標 | 北緯 42.11099、東経 139.412 |
| アクセス | 不明 |
位置
国土地理院国土地理院 / 海岸線:VMAP0
自然・地理
- 地質図幅の説明書は、奥尻島に付随する多くの小島・岩礁の例として、室津島・トド島・沖のハッピとともに無縁島を挙げている。6同じ説明書は、西海岸の無縁島とその周辺の玄武岩が、熱水などによって鉱物が生じる鉱化作用を受け、強く変質しているとしている。7
- 1936年の水路誌は、奥尻島西岸のホヤ石岬の前面、岸から約460 mに「ムイ」島があり、高さ65 mの円錐形の小島で、南北から望むと目立つとしている。その北隣には高さ15 mの平島がある。21909年の『大日本地名辞書 続編』も、群来岬の北方約4.6 kmに円錐形の小島「ムイ島」があり、高さは約65 mとしている。8
- 檜山振興局は、奥尻島の南西部には無縁島をはじめとする奇岩が立ち並ぶとしている。9
島のいろいろ
伝承
- 次の伝説が伝えられている。島の娘・歌子と能登から来た清次郎が恋仲になったが結ばれず、歌子は神威沼に身を沈めた。のちに、室津島で断食座禅をしていた僧「無縁」が波にさらわれ、無縁島と呼ばれる島に流れ着いた。その僧は清次郎だったという。1
年表
注
- 1 奥尻町『無縁島(伝説)』。
- 2 水路部『北海道本島沿岸水路誌(書誌第3號A)』、1936年、170頁。
- 3 国土地理院『電子国土基本図(地名情報)自然地名(国土地理院ベクトルタイル提供実験 experimental_nnfpt)』、2017年。
- 4 吉田東伍『大日本地名辞書 続編』、1909年。
- 5 水路部『北海道本島沿岸水路誌(書誌第3號A)』、1936年(1936年の値)。
- 6 秦光男・瀬川秀良・矢島淳吉『奥尻島北部及び南部地域の地質(地域地質研究報告 5万分の1図幅)』、1982年、1頁。
- 7 秦光男・瀬川秀良・矢島淳吉『奥尻島北部及び南部地域の地質(地域地質研究報告 5万分の1図幅)』、1982年、24頁。
- 8 吉田東伍『大日本地名辞書 続編』、1909年、デジタル版70コマ。
- 9 北海道 檜山振興局 保健環境部 環境生活課『檜山の自然環境-奥尻島』。
参考文献
- 奥尻町『無縁島(伝説)』。
- 水路部『北海道本島沿岸水路誌(書誌第3號A)』、1936年。
- 国土地理院『電子国土基本図(地名情報)自然地名(国土地理院ベクトルタイル提供実験 experimental_nnfpt)』、2017年。
- 吉田東伍『大日本地名辞書 続編』冨山房、1909年。
- 秦光男・瀬川秀良・矢島淳吉『奥尻島北部及び南部地域の地質(地域地質研究報告 5万分の1図幅)』工業技術院地質調査所、1982年。
- 北海道 檜山振興局 保健環境部 環境生活課『檜山の自然環境-奥尻島』北海道。
- 国土地理院『地理院タイル「全国最新写真(シームレス)」(seamlessphoto)』。