キモッペモシリは、別海町の野付半島に囲まれた野付湾の中にある砂洲である。1909年の地名辞書は、北海道志を引いて湾内の4つの小島の一つとして「茂喜邊島」を挙げ、「キモツペモシリ」と振り仮名を付けて、四島とも「皆砂洲なり」とする。1地図の上では島の名が付くが、資料は砂洲と書き、米国NGA地名辞典は浅瀬に分類する。1,2
キモッペモシリ

基本情報
| 名称 | |
|---|---|
| 場所 | 北海道 別海町 |
| 人口 | 0人 |
| 座標 | 北緯 43.57274、東経 145.28732 |
| アクセス | 不明 |
位置
国土地理院国土地理院 / 海岸線:VMAP0
自然・地理
- 1909年の『大日本地名辞書 続編』は、北海道志を引いて、野付湾を、根室湾の西北隅にあり、トーポロ河口の北から海中に突き出して鈎状の半島をなす砂嘴に囲まれた所とし、「灣內に四小島あり、ニイシヨ島、小島、茂喜邊島、彌生野島と呼び、皆砂洲なり」と書く。同書では、小島に「ポンモシリ」、茂喜邊島に「キモツペモシリ」、彌生野島に「ヤウンノク」と振り仮名が付けられている。1
- 同書は続けて、湾内では鯡(にしん)などの魚や貝類がとれ、冬は水鳥や海獣が群れ集まるとする。また、水が浅く砂が軟らかで船を泊めるのによいため、春夏には漁民が集まり、湾内の風波がとても静かなため、俗に湾といわず「沼(トウ)」と呼ぶとしている。5
- 1936年の水路誌は、野付沙嘴の内湾に面する所は胸まで没する泥濘の湿地だとする。6
島のいろいろ
年表
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1909 | 『大日本地名辞書 続編』が北海道志を引いて、野付湾内の四小島(ニイシヨ島・小島・茂喜邊島・彌生野島)を「皆砂洲」と記す1 |
注
- 1 吉田東伍『大日本地名辞書 続編』、1909年、デジタル版211コマ。
- 2 米国国家地理空間情報局(NGA)『GEOnet Names Server 地物記録「Kimoppemoshiri」(UFI 13981693)』、2016年。
- 3 国土地理院『電子国土基本図(地名情報)自然地名(国土地理院ベクトルタイル提供実験 experimental_nnfpt)』、2017年。
- 4 吉田東伍『大日本地名辞書 続編』、1909年。
- 5 吉田東伍『大日本地名辞書 続編』、1909年、デジタル版212コマ。
- 6 水路部『北海道本島沿岸水路誌(書誌第3號A)』、1936年、93頁。
参考文献
- 吉田東伍『大日本地名辞書 続編』冨山房、1909年。
- 米国国家地理空間情報局(NGA)『GEOnet Names Server 地物記録「Kimoppemoshiri」(UFI 13981693)』、2016年。
- 国土地理院『電子国土基本図(地名情報)自然地名(国土地理院ベクトルタイル提供実験 experimental_nnfpt)』、2017年。
- 水路部『北海道本島沿岸水路誌(書誌第3號A)』、1936年。
- 国土地理院『地理院タイル「全国最新写真(シームレス)」(seamlessphoto)』。