刀掛岩(カタナカケイワ)

刀掛岩は、雷電岬にある岩で、刀を掛けた人物は資料によって異なる。1899年の高畑宜一『小樽港史』は、岩内郡敷島内村の「刀掛岬」の名は、源判官義経が刀剣を掛けた岬角だという「謬れる口碑」、つまり誤った言い伝えによって残っているとし、この岬は岩内・磯谷両郡の境にあるとする。11919年の写真帖は「辨慶刀掛岩」とし、「弁慶」が北へ渡ってきて刀を掛けた所と俗に言い伝えるとしたうえで、編者はこれを後からのこじつけである「附会の説」と注記している。21936年の鉄道省の案内記は、刀を掛けて休んだのを義経としている。31936年の水路誌は、雷電岬を「刀掛」とも呼び、船から目立つ岬として記している。4

刀掛岩の航空写真
航空写真(国土地理院国土地理院)

基本情報

名称
  • 刀掛岩(カタナカケイワ)5
  • 刀架岩(カタナカケイワ)歴史的名称3
  • 辨慶刀掛岩(ベンケイカタナカケイワ)歴史的名称2
場所北海道 岩内町
人口0人
座標北緯 42.92276、東経 140.39026
アクセス不明

位置

国土地理院国土地理院 / 海岸線:VMAP0

自然・地理

島のいろいろ

伝承

年表

年 出来事
1899(明治32) 『小樽港史』に、義経が刀を掛けたという口碑による名の岬「刀掛岬」として載る1
1919(大正8) 写真帖に「雷電岬辨慶刀掛岩」の写真が載る2
1936(昭和11) 水路誌に「雷電岬〔刀掛〕」として載る4
1936(昭和11) 鉄道省の案内記に刀架岩の伝承が載る3

注

  1. 1 高畑宜一『小樽港史:附・小樽岩内間九郡史』、1899年、デジタル版21コマ。
  2. 2 小川林太 編『開道五十年記念神社仏閣名勝写真帖』、1919年。
  3. 3 鉄道省 編『日本案内記 北海道篇』、1936年。
  4. 4 水路部『北海道本島沿岸水路誌(書誌第3號A)』、1936年。
  5. 5 国土地理院『電子国土基本図(地名情報)自然地名(国土地理院ベクトルタイル提供実験 experimental_nnfpt)』、2017年。
  6. 6 鈴木明彦・笠原健太郎・圓谷昂史「北海道積丹半島沿岸の奇岩の地質と義経伝説(日本地質学会第125年学術大会 講演要旨 T1-O-9)」、2018年。

参考文献