観音岩は、羅臼町の知床半島東岸、瀬石の北東にある直立した岩の群れである。1936年の水路誌は、瀬石の北東約6.1 kmにある数個の直立岩として観音岩を記し、最も高い岩を16 mとして、西側は険しい崖でやや目立つとする。1同書は、北にある漁場ホロムイや入江のモイリウス浦の位置を、観音岩からの方角と距離で示している。2当時、観音岩の北約1.9 kmにある漁場ホロムイは羅臼から陸路35 kmの所にあり、そこより北へは陸を行くことができないとされていた。3
観音岩(カンノンイワ)

基本情報
| 名称 |
|
|---|---|
| 場所 | 北海道 羅臼町 |
| 人口 | 0人 |
| 最高標高 | 16 m(最高岩の頂)5 |
| 座標 | 北緯 44.22316、東経 145.34865 |
| アクセス | 不明 |
位置
国土地理院国土地理院 / 海岸線:VMAP0
自然・地理
- 1936年の水路誌によれば、観音岩は瀬石の北東約6.1 kmにあって数個の直立岩からなり、最も高い岩は高さ16 mで、その西側は「險崖」をなし、やや「顯著」である。1同書は、知床山(高さ1,263 m)を観音岩の西約6 kmとし、観音岩の北約1.9 kmにホロムイと称する漁場があって、その南の浜には多くの干出岩が散らばるとする。1,3
- 環境省の「知床国立公園における海鳥の分布調査等業務」の2018年度の報告書は、2018年6月23日の海上調査で観音岩の周辺にオオセグロカモメ15巣とウミウ25巣を観察し、この年に羅臼側でウミウの営巣を確認したのは観音岩の25巣だけだったとする。6,72010年の環境省の海鳥調査の報告書には、「観音岩周辺(K区)」にオオセグロカモメ127巣とある。8K区、またはK域は、知床の海鳥調査で相泊からタケノコ岩までの区域とされている。9
年表
注
- 1 水路部『北海道本島沿岸水路誌(書誌第3號A)』、1936年、95頁。
- 2 水路部『北海道本島沿岸水路誌(書誌第3號A)』、1936年、95–96頁。
- 3 水路部『北海道本島沿岸水路誌(書誌第3號A)』、1936年、96頁。
- 4 国土地理院『電子国土基本図(地名情報)自然地名(国土地理院ベクトルタイル提供実験 experimental_nnfpt)』、2017年。
- 5 水路部『北海道本島沿岸水路誌(書誌第3號A)』、1936年(1936年の値)。
- 6 環境省釧路自然環境事務所『平成30年度知床国立公園における海鳥の分布調査等業務 報告書』、2019年、23頁。
- 7 環境省釧路自然環境事務所『平成30年度知床国立公園における海鳥の分布調査等業務 報告書』、2019年、39–40頁。
- 8 環境省自然環境局 生物多様性センター『平成22年度重要生態系監視地域モニタリング推進事業(モニタリングサイト1000)海鳥調査報告書』、2011年、10頁。
- 9 特定非営利活動法人バードリサーチ(環境省請負業務)『令和6年度知床国立公園における海鳥の分布調査等業務 報告書』、2025年、36頁。
- 10 環境省釧路自然環境事務所『平成30年度知床国立公園における海鳥の分布調査等業務 報告書』、2019年、39頁。
参考文献
- 水路部『北海道本島沿岸水路誌(書誌第3號A)』、1936年。
- 国土地理院『電子国土基本図(地名情報)自然地名(国土地理院ベクトルタイル提供実験 experimental_nnfpt)』、2017年。
- 環境省釧路自然環境事務所『平成30年度知床国立公園における海鳥の分布調査等業務 報告書』環境省(知床データセンターで公開)、2019年。
- 環境省自然環境局 生物多様性センター『平成22年度重要生態系監視地域モニタリング推進事業(モニタリングサイト1000)海鳥調査報告書』環境省、2011年。
- 特定非営利活動法人バードリサーチ(環境省請負業務)『令和6年度知床国立公園における海鳥の分布調査等業務 報告書』環境省(知床データセンターで公開)、2025年。
- 国土地理院『地理院タイル「全国最新写真(シームレス)」(seamlessphoto)』。